金瓶楼一家
十六代目金瓶楼一家(きんぺいろういっか)は所在地不明(自宅の東京都台東区日本堤)暴力団で、指定暴力団・六代目山口組の三次団体。上部団体は十一代目平井一家。
略歴
- 西村寛童(西村裕之)は、江戸時代中期遊郭時代から200余年続く、自称・東京吉原の有名店・吉原金瓶大黒楼の十六代目当主、と述べており(当初は大黒屋、のちに金瓶楼と改名)当時の一家創設時は知名度を有していたであろうが、警視庁内暴力団排除特別強化地域情報提供案内によると、近年関東における指定暴力団系列組織では無名団体であり、恐らく幕末等に消滅したであろう組織を、推定2~3名程度の職業不詳者で名乗っていると思われる。また、東京都台東区千束と言えば、古今東西から時代変化の波により変化はあるものの、住吉会系では武蔵屋一家、中村会、一部は浅草高橋組、同じく一部は松葉会、山口組系では落合金町連合の金町一家。その中でも筆頭が金龍組、國粹会で完全に仕切られており、いくら山口組系組織でも、この地域に新たに暴力団事務所を構えて食い込むのは難しい地域であり、警視庁も東京都台東区の北東部清川・日本堤・東浅草一帯(いわゆる山谷地区・千束)含め要注意監視地域と認定しており、身勝手な特権も認められない特殊性のある地域である。また、暴力団若しくはそれに準ずる周辺者や密接交際者が、吉原で風俗業を運営することは、まず警察や東京都含め台東区、保健所の行政手順に於いても100%不可能である。
- 2020年11月16日、高額で転売する目的で仕入れた不織布マスク約282万枚の代金約7440万円の支払いを逃れる目的で、納入業者に「不良品」などと因縁をつけて監禁したとして、西村寛童ら3人が監禁と恐喝未遂容疑で逮捕された。
新型コロナウイルスの流行で4月に不織布マスクを発注し、5月に購入して知人が経営する台東区千束の風俗店に納入させたが、すでにマスクの供給量が増えて市場価格が下がっていた。マスクを高額転売が出来なくなった事から、犯行に及んだとみられる。
金瓶楼一家組織図
総 長 - 西村寛童(十一代目平井一家最高顧問)
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