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半グレ
半グレ(はんぐれ)とは日本において暴力団に所属せずに犯罪を行う不良集団。
概要
- 半グレ集団とも呼ばれ、ジャーナリストの溝口敦氏の命名とされるが、「半グレ」という言葉自体は溝口以前から存在する。
- 2020年11月時点での半グレの人数とグループ数は、警察が把握しただけで約4,000人(約60グループ)もいると推定されており、2019年末時点の六代目山口組の構成員数に匹敵する。
組織
- メンバーには暴走族上がりの者や、暴走族ではないものの街中で悪さをしていた不良グループ、詐欺組織や、元暴力団、公務員、格闘技団体など多岐にわたる。
- 特殊詐欺や闇金融などといった独自のビジネスを展開する集団もあり、特殊詐欺や闇金融のほか、貧困ビジネス、解体工事や産廃の運搬業、クラブや芸能プロダクションの経営、ならびに出会い系サイトの運営などが大抵のメンバーのいわゆる「シノギ」(資金獲得活動)となっている。
また半グレが特殊詐欺や、屋根リフォーム詐欺・屋根破壊などで得た資金を、暴力団に上納しているケースが多くみられる。
- 暴力団との顕著な違いとして、暴力団に籍を置いていないがゆえに暴力団対策法の適用を受けないこと、活動の匿名性や隠密性、メンバーの年齢層の若さ、人員供給の拡大傾向が挙げられる。
少数ながら暴力団系のグループも存在してはいるものの、大半は暴力団と距離を置いているため、暴力団対策法の規制を受ける暴力団とは違い、有効な法規制を受けない状況となっている。
対策
- 2012年に東京で発生した関東連合が関与した「六本木クラブ殺人事件」がきっかけの1つとなり、2013年に警察庁によって、「関東連合」や「怒羅権」などの半グレ集団が、新たに準暴力団と規定され、その実態解明を企図した取り組みが警察庁の号令のもとで始動。
定義は「暴力団と同程度の明確な組織性はないものの、構成メンバーが集団で常習的に暴力的な不法行為をしているグループ」。
- 東京の8団体と2017年に大阪府警が指定した2団体の計10団体が準暴力団と見なされている。
- 2017年から2018年にかけて、大阪府警が半グレ集団・アビスが経営していたガールズバーの経営者ら55人を傷害や恐喝未遂などの疑いで逮捕・送検、もしくは書類送検・家裁送致とし、アビスを解散に追い込んだ。
- 2023年前後から全国の警察で専従班を設ける動きが出ており、2022年12月、警視庁が庁内の情報を部門横断的に集約して分析し、摘発につなげる特命班を発足させ、2023年1月、福岡県警が半グレ対策を専門にした取締本部を全国で初めて設置した。
- 2023年7月3日、警察庁はピラミッド構造を持たない準暴力団や半グレ、グループ名を名乗らず匿名性の高いSNSでその都度メンバーを入れ替える流動性が高いグループなどを、実態に合わせてより広い概念として「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」と新たに定義し、対策に着手するよう全国の警察本部へ組織改革を指示した。
闇バイト応募者の保護
- 警察は、闇バイトに応募した人から「指示役に個人情報を知られ、脅されている」などと相談を受けた場合、本人や家族を保護するとしている。
2024年11月末までに、そのような相談を受け保護したケースは全国で125件に上り、そのうち7割が10代から20代で、50代以上も1割いる。
- 警視庁総合相談センター
相談内容に応じて相談窓口等を案内してくれます。
電話:#9110 または 電話:03-3501-0110(代表)
主な半グレ集団
東京都
大阪府
北海道
福島県
群馬県
埼玉県
- 旺成会?
- 所沢のタイソンこと久保広海を中心とするグループ
静岡県
愛知県
兵庫県
広島県
福岡県
長崎県
沖縄県
海外
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