寺津治助
寺津治助(てらづの ちすけ 別名・今天狗治助、西尾治助 本名・藤村次助)は幕末の侠客、博徒。寺津一家初代。
略歴
- 三河国幡豆郡寺津村(現・西尾市寺津町)の人。
- 文化2年(1805年)、藤村甚平の長男に生まれる。または文政初年(1818年)頃の生まれ。
父甚平は六角山甚平(天保8年6月9日歿)という田舎相撲の親方で、三代目清見潟の門人。天保4年6月に現在の岡崎市祐金町善立寺境内にて江戸相撲を興行。
- 通称の今天狗は相撲の四股名との説あり。
- 本職は瓦師であるが、20歳の頃諸国を渡り歩き博打を覚える。
- 清水に滞在し清水次郎長と親交もあり。
- 嘉永期(1848年~1854年)に寺津一家を興し大いに勢力を振った。
- 清水次郎長が寺津一家の食客となった。
- 二代目は実弟の寺津間之助が継いだ。治助跡目寺津間之助は六角山甚平の二男で治助と兄弟である。
- 嘉永2年(1849年)2月13日歿。行年44歳または34歳。墓所は愛知県西尾市寺津町の養国寺。
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