兼一会
二代目兼一会(かねいちかい)は大阪府大阪市中央区島之内2-7-26に本部を置く、指定暴力団・六代目山口組の二次団体。
概要
- もとは四代目山健組の主要団体であり、離脱時点でも100人超の組員を擁していた。
- 2012年5月、組織名が邦友連合会となる。
- 2013年1月、組織名を二代目兼一会に戻す。
略歴
神戸山口組
- 2015年8月、六代目山口組の分裂に伴い、四代目山健組は他の離脱組織と共に神戸山口組を結成。これに伴い、兼一会は神戸山口組の三次団体となる。
- 2018年2月7日、兼一会の縄張り内にて太田興業が無断でシノギを始めた事で、両者が衝突する。
- 同日、太田興業副組長・岡川賢二が話をつけに兼一会本部を訪ねた時、一緒にいた任侠山口組舎弟・土倉太郎が、兼一会組員に対して先に自らの杖で殴打。これに怒った当時の兼一会総本部長・須田真光らが、土倉に反撃し重傷を負わせた(※)。
- 同年2月11日、四代目山健組が植野雄仁を絶縁。
山口組に帰参
- 同月21日、六代目山口組・極心連合会へ移籍。
- 同年8月8日、2017年に京都市内の飲食店経営会社の男性役員から、みかじめ料を脅し取ったとして京都府警に恐喝容疑で逮捕された(※)。
- 同年11月14日、大阪府警の家宅捜索を受けると知りながら、2月7日に起きた傷害事件の証拠となる監視カメラの映像を消去したとして、植野雄仁ら組員11人が組織犯罪処罰法(組織的証拠隠滅)の容疑で逮捕・起訴された(※)。
事件当初、大阪府警が映像の任意提出を求めたが応じなかったため家宅捜索。押収した映像は該当部分が削除されていた。
- 2019年6月、監視カメラの映像を消去した事件で、大阪地裁は植野雄仁に懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。
山口組直参
- 2019年11月、神戸山口組からの移籍組である杉本組組長・山田一と共に、六代目山口組若中に昇格。
- 2020年3月4日、2019年5月に極心連合会本部事務所内で、組員が最高幹部に暴言を吐いたとして、当時組員だった40代男性の顔を殴るなどの暴行を加え、失明させる重傷を負わせたとして植野雄仁ら組員6人が傷害容疑で大阪府警に逮捕された(※)。
- 2021年3月、2019年5月に起きた傷害事件で、大阪地裁は植野雄仁に懲役1年6月の実刑判決を言い渡した。
被害者の組員とは示談が成立していて処罰感情もなく、刑の軽減を求める嘆願書が出されており、判決を不服として控訴。
- 同年12月、大阪高裁は控訴を棄却。その後、最高裁に上告したが棄却され、刑が確定した。
- 2022年10月24日、植野雄仁は東日本成人矯正医療センターへ収監された。
兼一会系譜
初 代 - 荒木一之(三代目山健組若頭補佐)
二代目 - 植野雄仁
二代目兼一会組織図
会長
植野雄仁(六代目山口組若中)- 勾留中
最高幹部
若 頭 - 近藤英二(二代目濱田組組長)
舎弟頭 - 西村羊次(二代目是木組組長)
若頭代行 - 名倉教文(名倉組組長)- 服役中
本部長 - 須田真光(須田総業組長)- 勾留中
若頭補佐 - 徳重 願(徳重組組長)
若頭補佐 - 儀保幸徳 - 服役中
若頭補佐 - 青木功道(名倉組組長代行)
若頭補佐 - 松永俊彦(二代目東龍連合会長)
会長秘書 - 高山健二(高山組組長)
顧問
水野友幸(水野一家総長)
舎弟
岩下浩一(岩下総業組長)
岡崎 晃
若中
梶原雄太
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