侠客
侠客(きょうかく)とは侠気(おとこぎ)のある人物。特に江戸時代から明治時代に活躍した人物を指す。
概要
傾奇者
- 戦国時代末期から江戸時代初期にかけて、江戸や京都などの都市部を中心に、異風を好み派手な身なりをして常識を逸脱した行動に走る者たちが現れ傾奇者と呼ばれた。
- 多くは徒党を組んで行動し、飲食代を踏み倒したり因縁をふっかけて金品を奪ったり、家屋の障子を割り金品を強奪するなどの乱暴・狼藉をしばしば働いた。
- 喧嘩や刃傷沙汰を起こし、辻斬り、辻相撲、辻踊りなど往来での無法・逸脱行為も好んで行い、衆道や喫煙の風俗とも密接に関わっていた。
- 多くは武家奉公人が傾奇者となった。
- 傾奇者たちは、一方で乱暴・狼藉を働く無法者として嫌われつつ、一方ではその男伊達な生き方が共感と賞賛を得てもいた。
- 慶長8年に出雲阿国がかぶき者の風俗を取り入れたかぶき踊りを創めると、たちまち全国的な流行となり、後の歌舞伎の原型となった。
旗本奴・町奴
- 寛永期頃から、武家奉公人だけでなく、町人や武士である旗本や御家人が傾奇者になることもあり、江戸に旗本奴、町奴と呼ばれる無頼集団が流行した。
侠客
- 強きを挫き、弱きを助ける事を旨とした「任侠を建前とした渡世人」の総称。
- 義侠、任侠を建前としていた人。
- 江戸時代には、町奴、旗本奴、博徒、香具師、鳶、火消し等の無頼漢が侠客を自称したが、幕末以降は主に博徒一家の親分や貸元、的屋一家の親分などを指した。
- 侠客の元祖は幡随院長兵衛とされるが、それ以前にも見られる。
主な侠客
幡随院長兵衛
大前田英五郎(大前田一家)
江戸屋虎五郎(江戸屋一家)
国定忠治(国定一家)
新門辰五郎(新門一家)
小金井小次郎(小金井一家)
黒駒勝蔵(黒駒一家)
大場久八(大場一家)
清水次郎長(清水一家)
飯岡助五郎(飯岡一家)
笹川繁蔵(笹川一家)
吉良仁吉(吉良一家)
丹波屋伝兵衛
会津小鉄(会津小鉄一家)
守口弥三郎(伝安一家)
鶴田丹蔵(南福一家)
明石屋万吉(小林一家)
侠客の一覧参照。
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