道仁会 のバックアップ(No.57)

本部 - 福岡県久留米市京町247-5
会館 - 福岡県久留米市合川町110-1
旧本家 - 福岡県久留米市上津町1972-7

• 2021年2月、道仁会四代目会長・小林哲治と住吉会八代目会長・関功の協議の末、九州親睦団体・四社会承認のもと業界初となる住吉会と「五分の兄弟会」の親戚縁組をした。
• 2024年（令和6年）警察発表によると、構成員数(推定)約590人、内訳として構成員約320人、準構成員約260人とされている。
• 2024年5月、四代目会長の小林哲治が引退し、五代目会長を福田憲一が継承した。

道仁会略歴

初代

• 1971年、古賀一家の古賀磯次が主導し、古賀一家、池田組、江崎組、荒巻組、池田繁組の5団体を統合し道仁会を結成。初代会長には古賀磯次が就任した。
• 1981年、大牟田の馬場一家と抗争。
• 1982年、久留米で向山一家と抗争。
• 同年、再び馬場一家と抗争。幾たびも抗争を繰り返し、地域の諸団体を傘下に収めてきた好戦的な組織であった。
• 1983年10月未明、東京では国内第二位の組織を持つ住吉連合会は、極東関口一家・三浦連合会と抗争しており、この抗争で住吉連合会・幸平一家十一代目・池田会・木村睦・川合組組員が抗争相手と間違い、警官と一般人を誤射する事件が発生した。直ちに関東二十日会の規定により、住吉連合会会長の堀政夫は、幸平一家十一代目の中でも主要組織の首領である池田烈を赤字破門にさせ、組織を解散させた。ところが赤字破門を受けた池田烈は、道仁会会長の古賀磯次に池田会加入の相談を進め、古賀は池田会を受け入れる表明をした事で住吉連合会と対立。住吉連合会会長の堀政夫と道仁会初代会長の古賀磯次が協議し和解が成立した。まさに道仁会は総出で都内に潜伏し、住吉連合会各傘下組織に同時多発の一斉攻撃を開始する全面戦争寸前であった。この時の古賀の意思は義侠心から、住吉連合会との抗争により、築き上げた道仁会の組織そのものを潰してしまっても構わない覚悟であったという。

二代目

• 1992年、初代の幹事長であった松尾誠次郎が二代目を継承。同年、暴力団対策法に基づく指定暴力団に指定。
• 1994年頃、村上一家が道仁会に加入。

三代目

• 2006年5月未明、松尾誠次郎が引退を表明し、大中義久が三代目を継承。この人事に道仁会最大勢力の三代目村上一家を中心とした勢力が反発し道仁会から脱退、九州誠道会を結成し抗争状態に突入。
• 2007年8月18日、福岡市中央区黒門の路上で九州誠道会系組員、岡久伸と村上知輝が大中義久を射殺。抗争は一気に激化した。

四代目

• 2007年9月14日、服役中の道仁会理事長、小林哲治が四代目を継承。
• 2012年12月、多数の死者を出し抗争が激化した事を受け、九州誠道会とともに改正暴対法に基づく特定抗争指定暴力団に指定された。
• 2013年6月、九州誠道会との抗争を終結する旨の宣言書を福岡県警久留米署へ提出。その後、特定抗争指定暴力団の指定は2014年6月26日をもって解除された。
• 2021年2月、住吉会総本部長・十三代目幸平一家総長・加藤英幸の尽力と、道仁会四代目会長・小林哲治、住吉会八代目会長・関功の協議の末、九州親睦団体・四社会承認のもと業界初となる住吉会と「五分の兄弟会」の親戚縁組をした。
• 同年5月13日、住吉会・道仁会・五代目工藤會での懇親会が行われた。住吉会と工藤會とは、三代目工藤會時代から付き合いが始まり、四代目で親交を深め、五代目工藤會発足の折には、道仁会、太州会、熊本會の四社会の加盟各団体の首領らに加え、住吉会が“特別見届人”として列席した。
• 2024年5月未明、四代目会長・小林哲治が引退を表明。後任には理事長で福田組組長・福田憲一を五代目に指名した。四代目会長の小林哲治は、五代目体制が発足したならば、暫くは相談役の位置から地盤が固まるまで見守る運びとなる。

五代目

• 2024年5月27日、福岡県久留米市で福田憲一の五代目継承式が行われた。新会長に就任した福田憲一は、豊富な資金力と実行力で福田組を道仁会の中核を担う一大勢力にまで拡大させた実力者であり、また54歳と若く今後の道仁会をどのように発展させるかヤクザ業界からも非常に注目されている。