堀越藤左衛門
堀越藤左衛門(ほりこしの とうざえもん、本名・山口藤三郎)は幕末の博徒。堀越一家初代。
略歴
- 静岡県袋井市堀越の人。
- 姓は塚元とも。
- 文政10年(1827年)8月13日、平十の長男に生まれる。
- 山梨巳之助子分。
- 清水次郎長香典帳に堀越山口藤三郎とある。
- 巳之助が手を付けた料亭柳家の女将お蔦が巳之助入牢の間に藤左衛門とでき、さらに兄貴分の四角山周吉ともできた。弘化3年2月、周吉が寝ているところを斬り殺し美濃に逃れ、上有知小左衛門のところで寄食していた。
- 同じく小左衛門の所に厄介になっていた黒駒勝蔵と懇意になり、勝蔵の弟分(もしくは兄弟分)になったが、晩年は勝蔵と義絶し、清水次郎長の弟分になる。
- 岐阜弥太郎の代貸小吉と喧嘩して刺し殺したが、その時小吉に斬られて、右頬に長さ六寸位の物凄い疵痕があった。
- 兄貴分森五郎八のはからいで故郷に戻った。
- 兄弟分には長楽寺清兵衛。
- 明治34年5月22日没。過去帳には5月26日とある。行年74歳。墓所は静岡県袋井市堀越の通称八幡山。
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