池田組
池田組(いけだぐみ)は岡山県岡山市北区田町2-12-2に本部を置く特定抗争指定暴力団。
池田組略歴
山口組時代
- 池田孝志が大石組?内に池田組を結成。
- 1992年2月、五代目山口組の二次団体に昇格。
- 2007年6月、池田が六代目山口組若頭補佐に就任し、執行部組織となる。
- 2013年10月、池田が六代目山口組舎弟に直る。
神戸山口組時代
- 2015年8月26日、池田孝志が四代目山健組組長・井上邦雄らと共に、六代目山口組を脱退。
- 同月27日、前日脱退した13団体で構成される新団体・神戸山口組の二次団体となる。
- 2016年5月31日、若頭・高木昇が岡山市南区のマンション駐車場で、三代目弘道会・三代目髙山組・山本興業組員に射殺される(4発発射されたうち3発が左脇腹などを貫通し、実行犯は6月5日に岡山南警察署に出頭し逮捕された(※)。
- 2020年5月30日、本部事務所前の路上で、若頭・前谷祐一郎が、大同会幹部・三代目神原組組長・岸本晃生に銃撃され別の組員も、逃走する岸本の車にはねられ鎖骨を折る重傷を負った。
前谷は腹部に銃弾1発を受けて重傷を負い、病院に搬送されたが命に別条はなかった。岸本晃生は現場から約2キロ離れた路上で、車内に銃を隠し持っていたとして現行犯逮捕され、のちに殺人未遂と銃刀法違反の罪で起訴された。
当日は三代目弘道会・三代目高山組傘下組員・山本英之に射殺された池田組の元若頭の法要が岡山市内であり、法要を終えて事務所へ戻ったところを岸本晃生が待ち伏せしていた(※)。
- 同年7月27日、神戸山口組最高顧問・池田孝志が脱退する意向を伝え、除籍となる。
独立後
- 2020年7月28日、池田孝志と井上邦雄、入江禎が会談し、池田組は独立組織となる。
- これにより山口組を源流とする暴力団が4つに派生する状態に陥った。
同日、池田孝志は脱退挨拶書状を送付した。
- 同年9月10日、絆會との会合で正式に親戚関係を締結。
- 2021年11月11日、岡山県公安委員会から暴力団対策法に基づき「指定暴力団」に指定された。
- 2022年3月4日、午前4時頃に功龍會本部事務所の玄関付近にトラックが突入する事件が発生。事務所は無人だった為、ケガ人はいなかった。
特攻犯の六代目山口組系秋良連合会傘下組員が愛媛県警に出頭し、建造物損壊と建造物侵入の容疑で逮捕された。
- 同年4月、宮崎県宮崎市田代町の志龍会の本部事務所に六代目山口組・四代目石井一家・南連合会幹部・園田大成と、組員・永谷龍馬が侵入し、バットなどで事務所内を損壊。
建造物侵入、凶器準備集合などの容疑で逮捕された(※)。
- 同年5月3日、岡山市の池田組関連施設に軽ワゴン車がバックで突入し建物の壁面や窓ガラスなどを損壊、犯人は逃走した。
約30分後に岡山中央署に六代目山口組・五代目山健組・二代目南進会組員・宮尾理之が出頭し、建造物損壊容疑で逮捕された(※)。
- 同年9月9日、池田孝志と二代目宅見組組長・入江禎の尽力もあり、池田組と神戸山口組は五分の親戚関係となる。
これにより、実質的に池田組と絆會、神戸山口組の3派連合が結成された。
- 同月12日、織田絆誠に向け神戸山口組が放ったヒットマン・黒木龍己により射殺された織田のボディガード・楠本勇浩の5回目の命日に絆會最高幹部らの他、池田組から若頭・前谷祐一郎と若頭補佐・森安功、池田組と親戚関係となった神戸山口組から本部長で五龍会会長・青木和重と若頭補佐で百八竜会会長・竹本均が現場に焼香に訪れ、供養を行った。
- 同月20日、楠本勇浩の命日供養の弔問について報告を受けていなかった神戸山口組組長・井上邦雄は、入江禎に対して激高、入江はあきれ果ててその場を立ち去った。
- 同月21日午前1時20分頃、池田組の本部事務所東隣の駐車場に止められていた、池田組関係者の乗用車2台のボンネットにつるはしを打ち付け、数センチの穴を開け損壊される事件が発生。
事件の約10分後、岡山中央警察署に六代目山口組・五代目山健組傘下三代目宮鉄組組員・谷山裕介が出頭し、器物損壊容疑で逮捕された(※)。
- 同日、池田組との親戚関係樹立への最大の功労者であった二代目宅見組組長・入江禎が神戸山口組を脱退した。
水面下での協議により、池田組と神戸山口組の親戚関係は維持された。
- 同月22日早朝、池田孝志の本宅とされ、親族が住んでいる岡山県内の住宅に車が突入。車庫のシャッターを損壊し犯人は逃走した。
事件当時、親族は在宅中だったが、抗争中ということもあり池田孝志は別の場所に住んでいて不在だった。
- 同年10月26日、岡山市北区大元上町の理髪店で、午後1時10分頃に組長・池田孝志が散髪をしていたところ、六代目山口組・五代目山健組・三代目妹尾組若頭・吉永淳ら3人が押し入り、サバイバルナイフと動物撃退用スプレーで襲撃。池田を切りつけようとしたため、ボディーガードの池田組組員が反撃し、1人が右手指を切られ、もう1人がスプレーのようなものを吹きかけられ目にケガをした。
切りつけようとした吉永淳も頭や眉間にケガを負い池田組組員に取り押さえられた。他の2人はその場から逃走。いずれも病院に搬送されたが命に別状はなく、池田孝志組長や店員は無事だった(※)。
- 同日、吉永淳は殺人未遂の疑いで岡山県警に逮捕された。
- 同日、岡山市北区の組長・池田孝志が住むマンション駐車場で、駐車していた池田組関係者所有の乗用車に男が拳銃を5発発射し、現場から走って逃走する事件が発生。
発砲事件から約10分後、六代目山口組・五代目山健組・三代目妹尾組本部長・福岡一彦が、岡山中央警察署に拳銃1丁を持って出頭。銃刀法違反の容疑で逮捕された(※)。
- 同月28日、岡山県警が池田組本部事務所と同中央町にある池田組関連施設、三代目妹尾組と二代目南進会の事務所の4カ所に力団対策法に基づき、使用制限の仮命令を出した(※)。
- 同年12月1日、池田組と神戸山口組の親戚関係は解消された。
- 同年12月8日、山口組との抗争激化から、愛知、三重、兵庫、岡山各県の公安委員会が池田組と山口組を「特定抗争指定暴力団」に指定、官報に公示した。
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池田組組織図
組長
池田孝志
最高幹部
若 頭 - 前谷祐一郎(功龍會会長)
若頭代行 - 吉田利成(志龍会会長)
若頭補佐 - 森安 功(森安組組長)
若頭補佐 - 山本英希(志龍会理事長・山龍組組長)
若頭補佐 - 黒田裕之
若頭補佐 - 岩渕 匠(孝昇会会長)
顧問・相談役
顧 問 - 村上平衛(村上組組長)
顧 問 - 宮澤悦夫(宮澤興業組長)
顧 問 - 橋本和夫(和興業組長)
相談役 - 根木安光(根木組組長)
舎弟
竹本眞一郎(眞生会会長)
松下一成(松下組組長)
松本武宣(二代目孝心会総裁)
伊藤 誠(伊藤組組長)
幹部
津田久茂
若中
藤田精宏
手島 陽
葛原千秋
河野尚臣
森田博行
重松喜美高
北條正一
本田 徹(二代目孝心会会長)
友好団体
■ 絆會
■ 二代目宅見組
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