金澤成樹 のバックアップ(No.40)

四代目竹内組組長への殺人未遂事件

• 2020年9月28日、午後4時50分頃、長野県上伊那郡宮田村のラーメン店駐車場に停めた車内で、六代目山口組・三代目弘道会・三代目髙山組への移籍を決めた四代目竹内組組長・宮下聡に対し、金澤成樹が絆會に残留するよう説得するも決裂。
  絆會への残留を頑なに拒否する宮下聡の脇腹に拳銃で銃撃し、重傷を負わせた（※）。
  この事件の発端は、神戸山口組を脱退した池田組組長・池田孝志と織田絆誠は懇意の間柄で、金澤成樹は宮下聡に竹内組の拠点を岡山に移す事を指示。
  しかし、絆會会長・織田絆誠が絆會を解散して焼肉屋を始める話を聞いていた宮下聡は、既に六代目山口組側への移籍を決めており、その事情を知らない金澤成樹が説得したが宮下聡が拒否した事が事件のきっかけとなった。
• 同年10月5日、長野県警は金澤成樹を殺人未遂容疑で全国指名手配した（※）。
• 2021年、警察庁により「重要指名手配」に指定された。

三代目一心会・三代目三瓶組若頭射殺事件

• 2022年1月17日、茨城県水戸市元吉田町にある六代目山口組・三代目一心会・三代目三瓶組の事務所内で、三瓶組若頭・神部宏充が拳銃で撃たれる事件が発生。病院に搬送されたが、その後死亡が確認された。
  犯人は三瓶組事務所近くの洋菓子店でケーキを購入し、届け物を装って事務所を襲撃し、3階建て事務所の2階にいた神部宏充の頭などに拳銃を複数発発砲して殺害し、逃亡した。
• 同年5月、茨城県警は三瓶組若頭射殺事件で、宮下聡への殺人未遂容疑で重要指名手配され、逃亡中の金澤成樹の逮捕状を取り、指名手配した。

三代目弘道会・湊興業組長射殺事件

• 2023年4月22日、兵庫県神戸市長田区のラーメン店で、店主の六代目山口組・三代目弘道会・湊興業組長・湊学が拳銃で撃たれ殺害される事件が発生。
  午前11時ごろ、ラーメン店「龍の髭」店内で、1人で開店準備をしていた湊学が拳銃で頭を撃たれ倒れているのを、買い物から戻った女性従業員が発見し119番通報。病院に搬送されたが死亡が確認された。
  付近の防犯カメラには、通報の約20分前に黒い服の帽子をかぶった男が店を訪れ、数分後に走り去る姿が映っているのが確認された。
  搬送先の医師によるCT検査で頭部から銃弾が発見された。
  後にこの銃弾の線条痕が、金澤成樹が潜伏していた宮城県仙台市のアパートから押収された拳銃のものと一致した。

金澤成樹の逮捕

• 2024年2月1日、竹内組組長への殺人未遂事件で、長野県警のフリーダイヤルに「似た人物を見かけた」という匿名通報があり、宮城県仙台市若林区沖野2丁目のアパートにいるところを長野県警などに殺人未遂容疑で逮捕された（※）。
  午前4時29分に仙台市若林区沖野2丁目のアパート一室に1人でいるところを、防弾チョッキを着用した複数の捜査員が玄関から突入し、室内に1人でいた金澤成樹の身柄を確保、逮捕された。
  突入の際には閃光弾が数発使用され、前日に同アパート住人には退避するよう指示があった。アパートからは拳銃1丁と実弾10発が押収された。
• 同年3月12日、銃刀法違反の罪でも起訴された。

• 同月25日、三瓶組若頭の射殺事件で金澤成樹の逮捕状を取っていた茨城県警は、金澤成樹を長野県から茨城県に移送。
• 同月30日、茨城県警は三瓶組若頭を射殺したとして、金澤成樹を殺人と銃刀法違反容疑で逮捕した。

• 同年6月7日、ラーメン店「龍の髭」店主の湊興業組長・湊学が射殺された事件で、兵庫県警が金澤成樹の逮捕状を取り、身柄を茨城県から捜査本部のある兵庫県警長田署に移送し、組織犯罪処罰法違反（組織的な殺人）容疑で逮捕した。
  同日、共謀したとして他4人も同容疑で逮捕された。
  湊学の頭から摘出された銃弾の線条痕が、金澤成樹が潜伏していた仙台市若林区のアパートから押収された拳銃と一致したことや、逃走時に使用した車両の遺留物などから容疑を固めた。

その他の逮捕者

• 2024年4月14日、逃亡中の金澤成樹を約9か月間にわたり、宮城県仙台市のアパートを提供して匿ったとして絆會・二代目絆奥会会長・橘宗忠が犯人蔵匿の疑いで逮捕され、後に起訴された。

• 同年6月7日、湊興業組長・湊学が射殺された事件で、逃亡中の金澤成樹と共謀したとして、二代目志闘会会長・前田貴光、二代目絆道会会長・西原大輔、貴道會会長・増田勝一、無職の男の4人が組織犯罪処罰法違反（組織的な殺人）容疑で兵庫県警に逮捕された。