東北神農同志会
東北神農同志会(とうほくしんのうどうしかい)はかつて存在した東北地方に拠点を築く的屋系暴力団の親睦団体。
略歴
- 1985年、北海道の的屋組織が相次いで山口組、稲川会、住吉会などの博徒系広域暴力団の傘下となり、北海道は広域暴力団の草刈り場となった。
- 1986年5月28日、山口組、稲川会、住吉会などの広域暴力団の東北地方進出に対抗するため、東北地区の的屋組織17家名が大同団結し結成された。発会式は宮城県の鳴子温泉で行われた。
- 加盟団体は西海家、東京盛代、不流興行、源清田、飯島、桝屋、姉ヶ崎、花又、奥州松前屋、寄居、會津家、奥州梅家、丸正?、奥州山口、両國家、丁字家、極東佐藤会。
東北神農同志会は、当時の東北ヤクザ人口の大半を占めていた。
- 1987年8月、同志会規約を巡って加盟組織同士が激突し、内部抗争が起きる。
ねぶた祭の前日に青森県浅虫で「浅虫温泉抗争」が勃発し、死者2名、重傷者1名を出した。
東京盛代宗家四代目・川崎永吉の和解調停に向けての努力もあり、浅虫温泉抗争の勃発から約7週間後、和合が成立し抗争は終結した。
- その後、北海道と同様に山口組、稲川会、住吉会などの広域暴力団入りする加盟団体が後を絶たず、発足から5年経たずして有名無実の存在となった。
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