安倍口新田由蔵
安倍口新田由蔵(あべぐちしんでんの よしぞう、通称・安倍由、本名・馬場由蔵)は幕末の侠客、博徒。安東一家貸元。
略歴
- 静岡県静岡市安倍口新田の人。
- 文政4年(1821年)10月14日生まれ。
- 安東一家初代・安東文吉こと西谷文吉身内の安倍七騎の一人。
- 身長五尺七八寸の大男で、両腕に朱の刺青があり(右石童丸、左玉依姫)。
- 明治20年頃60余才の老齢であったが、清水一家の谷嵐馬鹿八、旅人三州松、甲州松の三人が、研屋町清五郎の件で殴り込みに来たが、安倍由が目をむいて怒つたので、その権幕に恐れて帰ったという。
- 安東文吉伝に登場する。
- 明治29年8月6日没。行年76歳。墓所は静岡県静岡市瓦場の共同墓地。
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