極東会のバックアップ(No.25)

極東会

極東会（きょくとうかい）は東京都新宿区歌舞伎町2-18-12松山ビルに本部を置く的屋系の指定暴力団。日本最大の的屋組織で、的屋系暴力団で唯一指定暴力団に指定されている。前身は極東関口会。

極東会

主な施設

本部 - 東京都新宿区歌舞伎町2-18-12松山ビル
㈱松エンタープライズ - 東京都新宿区歌舞伎町2-18-12
旧本部 - 東京都豊島区西池袋1-29-5 山の手ビル4FC 関口商事
松山本家 - 東京都豊島区東池袋4-38-1

略歴

極東愛桜連合会

1920年代、櫻井一家の関口愛治が東京で一家を興した。
1927年、関口愛治は東京・大塚に極東秘密探査局を開設。
1930年、関口愛治は飯島一家小倉二代目・尾津喜之助の舎弟殺害（山形事件）に関わり服役した。
服役中は舎弟の内田正雄や後に関口二代目となる山口城司が組織を率いた。
関口愛治の兄弟分である東京盛代・西岡清五郎（西岡清）や関東丁字家佐橋二代目・能村菊次郎が山口城司を支援した。
1939年、関口愛治が出所。
1961年、関口一家を中心に、静岡・沼津の櫻井一家、櫻井一家の源流とされる横浜の飴徳一家と共に極東愛桜連合会が結成された。
総帥に関口愛治が、会長に後の関口本家三代目となる小林荘八が就いた。
極東一門は的屋組織では新興勢力であり、庭場を持たなかったため、的屋以外のシノギを行ったり庭場を持つ他団体を吸収する等して勢力を拡大した。
1962年、的屋組織では唯一警察庁により広域七団体の指定を受けた。
1964年、警察による第一次頂上作戦が始まった。
1967年、極東愛桜連合会を解散。同年、関口愛治が死去。

極東関口会

極東愛桜連合会解散後
- 極東飴徳一家は飴徳連合会を結成。
- 極東櫻井一家は極東櫻井總家連合会?（現：櫻井總家）を結成。
- 極東関口一家は1979年に極東関口会を結成。会長に関口四代目・田中春雄が就いた。
1984年、極東関口会・眞誠会（旧三浦連合会）の松山眞一らが中心となり、関東圏の的屋系団体69家名が結集し連絡調整機関として関東神農同志会を結成、博徒系暴力団の親睦団体である関東二十日会と定期的な交流を開始した。

極東会

1990年、極東関口会理事長・眞誠会総帥・極東関口一家三浦二代目・松山眞一が極東関口会を大幅に改革し、組織名称を「極東会」と改め自ら会長に就任。
1993年7月21日、東京都公安委員会は、極東会を指定暴力団に指定。
同年、関口四代目・田中春雄の死去に伴い、同年10月に松山眞一が極東櫻井一家関口五代目を継承。
1993年以降、松山眞一は極東会に的屋系組織では初となる直参制度を導入し、一次団体と二次団体の間に「上下関係」のない連合型組織から、極東会を一次団体とするピラミッド型組織へと改新した。
1998年、関口五代目を極東五代目と改称。
2015年、前任の松山眞一が会長職から退き、当時理事長であった髙橋仁が極東会会長に就任。
2019年7月25日、本部を東京都豊島区西池袋1-29-5山の手ビル4FC関口商事から東京都新宿区歌舞伎町2-18-12松山ビル（松山連合会本部）に移転。
2022年5月、五代目会長の松山眞一が死去。
2022年8月、極東会内部で破門状・絶縁状、また亡くなった松山眞一宅に飾ってあった純金の扇や松を勝手に持ち出し換金して着服したと、一部の執行部が主犯だと内部告発状がマスコミに流れた。極東会内部では、主導権争いが勃発していると判断する。

極東（旧極東関口）系譜

初　代 - 関口愛治
二代目 - 山口城司
三代目 - 小林荘八
四代目 - 田中春雄
五代目 - 松山眞一

極東会組織図

会長

会　長 - 髙橋仁

顧問

最高顧問 - 鈴木嘉六（松山連合会最高顧問・三浦二代目松山分家鈴木初代）
最高顧問 - 金子三吉（松山連合会最高顧問・三浦二代目松山一家金子興業組長）
最高顧問 - 宮木安一（松東連合会名誉顧問・宮木睦会会長・関口本家二代目山口一家奥村二代目）
常任顧問 - 米澤瑛（松山連合会特別顧問・二代目眞誠会最高顧問）
常任顧問 - 佐藤正夫（松東連合会最高顧問・二代目加部東会会長・関口本家三代目小林分家加部東二代目）
常任顧問 - 伊藤行律（仲連合会総長・極東関口初代分家仲四代目）
常任顧問 - 坂本光男（三代目松原会代表）
顧　問 - 佐々木勇吾（松山連合会顧問・二代目眞勇会最高顧問・三浦分家大山二代目）

最高幹部

理事長 - 宮田克彦（松山連合会会長・松山一家会長・松山分家榎本二代目)
総本部長 - 棚本清己（松山連合会理事長・二代目眞誠会総長・三浦分家成田五代目）
統括委員長 - 大野元秋（松東連合会会長・関心会会長・極東関口本家四代目田中一家佐藤二代目）
渉外委員長 - 城山千秋（松山連合会組織委員長・二代目眞侠会総長・松山分家小村二代目）
懲罰委員長 - 高井茂光（松山連合会顧問・松和会会長・極東関口岩田三代目）→死亡
慶弔委員長 - 昌國雄（松山連合会本部長・二代目眞誠会会長・二代目昌栄会総裁）
運営委員長 - 永井光正（日置連合会総長・極東関口一家日置五代目）
諮問委員長 - 江川弘（仲連合会会長・江北興業組長・初代分家仲三代目木村一家）
審議委員長 - 磯前務（岡崎会総長・極東関口一家岡崎三代目）
総本部事務局長 - 高橋保行（松山連合会顧問・眞武会会長）

執行部

岩上玄篤（坂井一家総長・極東関口一家坂井四代目）
小出一明（馬場一家総長・極東関口一家馬場四代目）
黒田敦（松山連合会幹事長・三浦分家山口三代目・二代目眞一家総長）
関口勇雄（松山連合会・二代目眞誠会特別相談役・極東関口一家大野三代目）
宮下貢一（松山連合会慶弔委員長・三浦分家金田四代目・眞晃会会長）→絶縁
西一男（松山連合会運営委員長・三浦一家林三代目・松心会総長）
萩原健成（河内家十三代目・河内家会会長）
高橋和彦（研谷十七代目・研谷連合会会長）

傘下団体

二代目眞誠会（三浦分家成田）
- 二代目昌栄会（三浦分家成田三代目富岡一家昌二代目）
- 五代目極眞会（三浦分家成田三代目富岡五代目）
- 桜成会
- 甲州登喜和屋一家宗家三代目
- 三代目中津川会（極東関口一家中津川三代目）
- 松前屋信州桜井五代目
- 三代目大野会（極東関口一家大野三代目）
二代目小村一家（三浦二代目松山分家小村）
三代目鈴木会（三浦二代目松山分家鈴木）
松山連合会
- 松山一家
- 二代目眞勇会（三浦分家大山）
- 二代目榎本組（三浦二代目松山分家榎本二代目）
- 眞武会
- 眞晃会（三浦分家金田）
- 三代目眞一家（三浦分家山口）
- 眞和会（三浦二代目松山分家鈴木二代目小澤一家）
- 松心会（三浦一家林）
- 二代目松成会
- 二代目松和会（極東関口一家岩田）
- 金子興業（三浦二代目松山一家金子）
- 五代目森本組（三浦二代目松山一家森本）
松東連合会
- 関心会（関口本家四代目田中分家佐藤）
- 宮木睦会（関口本家二代目山口一家奥村二代目）
- 二代目加部東会（関口本家三代目小林分家加部東二代目）
- 二代目伊丹会（関口本家四代目田中一家伊丹）
- 二代目大熊会
- 二代目田久保会
- 二代目山田一家（関口本家三代目小林一家山田）
- 二代目島田会（関口本家四代目田中分家島田二代目）
- 二代目野上会
- 徳原睦会
四代目仲連合会（関口初代分家仲）
- 三代目山辰会
- 二代目綾部会
- 三代目西川会
- 江北興業
五代目日置連合会（関口一家日置）
- 山本睦会
三代目岡崎会（関口一家岡崎）
- 白河一家?
三代目松原会（関口一家松原）
四代目坂井一家（関口一家坂井）
四代目馬場一家
二代目目黒会?（関口本家三代目小林一家目黒）
河内家会
研谷連合会

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