山梨一家
四代目山梨一家(やまなしいっか)は山梨県甲府市下石田2-18-1に本部を置く暴力団で、指定暴力団・稲川会の二次団体。
略歴
- 愚連隊であった川上三喜が、モロッコの辰こと出口辰夫の腹心・佐々木鳴夫の誘いにより出口辰夫の舎弟となった。
- 出口辰夫、佐々木鳴夫が死亡し、川上三喜は横須賀一家に移籍、川上組を結成した。
- 1975年、甲府抗争による懲役12年の刑を終え出所した川上三喜は甲府市に地盤を築き横須賀一家から独立、山梨一家を結成した。
- 2011年5月、三代目山梨一家総長・佐野照明が稲川会を脱退し、新たに独立組織・山梨侠友會を結成した。
稲川会は佐野照明を破門、山梨一家の三代目を抹消。三代目森田一家総長・小林山水が三代目山梨一家総長に就任した。
これにより山梨一家と山梨侠友會は抗争に突入し、以降、山梨県内では52件の抗争事件が確認され、うち34件は発砲事件だった。
- 2014年12月6日、午前7時25分頃、甲府市の中央自動車道甲府南インターチェンジの料金所付近で、2台の乗用車に分乗した山梨侠友會幹部ら2人が拳銃で撃たれ、幹部が足の骨を折る重傷、山梨侠友會関係者の男性1人が胸に軽傷を負った。
幹部らは甲府南ICの料金所を通過して東京方面の本線への合流路を進む途中、前方を走っていた乗用車が道をふさぐように急停止。その車から降りてきた数人の目出し帽をかぶった人物が近づいて発砲した。
銃撃犯の車と2人の車の間には一般の車が2、3台がいたが、一般人のケガ人はなかった。
- 2016年2月19日、道仁会会長・小林哲治の仲裁により、山梨侠友會は山梨県警南甲府署に解散届を提出、同月24日に佐野組として稲川会に復帰した。
- 保阪貫作が四代目山梨一家を継承した。
系譜
初 代 - 川上三喜
二代目 - 近藤 登
三代目 - 佐野照明 - 抹消
三代目 - 小林山水(稲川会常任相談役)
四代目 - 保阪貫作
四代目山梨一家組織図
総長
保阪貫作(稲川会直参)
顧問
三枝義弘
執行部
若 頭 - 橋本健司(稲川会代表理事・橋本組組長)
本部長 - 大林英幸(稲川会代表理事・大林組組長)
組織委員長 - 萩原正浩(稲川会理事・萩原組組長)
渉外委員長 - 倉金淳(稲川会理事・倉金組組長)
運営委員長 - 根津武彦(稲川会理事・三代目保阪組若頭)
特別相談役
雨宮 傳(雨宮組組長)
相談役
山下 登(山下組組長)
総長補佐
五味紀和(五味組組長)
丹澤勝正(三代目保阪組組長)
朝倉重義(三代目保阪組組長代行)
総長室室長
赤松則志
木部総責任者
河野 稔
若頭補佐
河野繫成
伊藤大介(橋本組若頭)
田中公基(五味組若頭)
清水 仁(山下組若頭)
高槻 剛(三代目保阪組本部長)
土屋育令(大林組若頭)
木元貴行(大林組本部長)
総長付
村松正幸(橋本組本部長)
山根善伸(山下組本部長)
小森景太(五味組事務局長)
雨宮和音(三代目保阪組事務局長)
本部責任者
天野正広(三代目保阪組若頭補佐)
総局長
中込憲承
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