三代目小車誠会本家（おぐるままことかいほんけ）は大阪府大阪市西成区太子1-8-3 川口総業に本拠をおいた的屋系暴力団で、六代目山口組の二次団体であった。現在は解散している。

大阪盛代の系統の斉藤長蔵が大阪府に小車組（おぐるまぐみ）を結成した。
斉藤長蔵の引退に伴い、大阪府で的屋今西組の系統で誠会（まことかい）を率いていた川口義昌が小車の二代目を襲名し同時に組織名称を二代目小車誠会（おぐるままことかい）に改称した。
川口義昌は三代目山口組菅谷組組長菅谷政雄の舎弟となり、山口組系となった。
1977年、菅谷政雄が三代目山口組から絶縁された。
1981年、菅谷組が解散し二代目小車誠会は独立組織となった。
1991年5月、川口義昌は五代目山口組組長渡辺芳則の舎弟となり、二代目小車誠会は山口組直参となった。在阪的屋有力組織、早野会（大阪盛代系統であった独立団体で小西一家に加入後山口組直参）、今西組（酒梅組に加入）、小車誠会の3団体はすべて他団体系列となった。関西は関東ほど博徒と的屋の区別が明確でなく、幕末から引き継ぐ縄張り・庭場を死守するという意識が薄かった。
1995年9月、川口義昌は病死した。
川口義昌の実子である川口和慶が三代目を襲名し名称を三代目小車誠会本家と改称した。
1999年3月、三代目小車誠会本家は五代目山口組直参となった。
2011年9月、川口和慶は六代目山口組から除籍処分され、三代目小車誠会本家は解散した。
2015年8月、山口組から神戸山口組が分裂後、2015年10月15日、三代目小車誠会本家特別相談役であった安岡俊蔵が二代目誠会を結成し、神戸山口組舎弟に就任した。本部は千葉県千葉市においた。二代目誠会は六代目山口組からは認められておらず、実際は解散した三代目小車誠会本家の系統の安岡が誠会を名乗っているだけであった。
2020年1月、安岡俊蔵は警視庁に二代目誠会の解散届を提出し解散。
2020年1月22日、二代目会長安岡俊蔵、若頭柴崎 勝?が神戸山口組より破門された。

小車組系譜
初　代　斉藤長蔵
二代目　川口義昌

小車誠会・小車誠会本家系譜
初　代　斉藤長蔵
二代目　川口義昌
三代目　川口和慶

誠会系譜
初　代　川口和慶
二代目　安岡俊蔵

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