利南福松
利南福松(となみの ふくまつ、本名・阿左見福馬)は幕末の侠客、博徒。大前田一家。
略歴
- 現在の群馬県沼田市沼須の人。
- 大前田英五郎の墓に大世話人・ヌマス・浅見福松と刻銘がある。
- 上州の名字と家紋によると、沼須町の阿左見家総本家十二代の福馬は六回も名主を勤め、大親分で知られ、大前田英五郎が幾度か来たが、村の入口で駕篭をおりたという。
- 阿左見日記に明治十七年 阿左見福馬十月十五日死去、行年七十七才 清雲院福翁榮壽居士、十七日葬式 明治十九年 阿左見福馬三回忌ニ付、吾妻郡五町田町 村上嘉四郎 西群馬郡小野子村 小野為平?、越後国 観音寺新之助?、十月十六日来り廿日行、其他二名来ルとある。
- 明治17年10月15日歿。行年77歳。墓所は沼田市沼須の通称・銀杏の木墓地。
墓の台石に五町田一家・村上嘉四郎ほか多勢の博徒の刻銘がある。
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