神戸山口組
神戸山口組(こうべやまぐちぐみ)は兵庫県加古郡稲美町中村字池之跡1379-10に本部を置き、兵庫県神戸市北区鈴蘭台東町9-15-9に本家を置く特定抗争指定暴力団。
概要
- 警察庁「令和5年における組織犯罪の情勢」では、2023年末の時点で構成員140人(前年比-57.6%・-190人)、準構成員等260人(前年比-39.5%・-170人)とされる。
主要施設
略歴
- 2015年8月26日、六代目山口組若頭補佐・四代目山健組組長・井上邦雄ら13人が六代目山口組を脱退。
この時離脱した直参は下記の通り。
- 同月27日、井上邦雄を組長として神戸山口組が結成される。
- 同日、六代目山口組執行部は13人を絶縁・破門とした。
- 同日、四代目山健組の織田絆誠が内部昇格。
- 同年10月15日、六代目山口組から絶縁されていた藤田恭道が二代目英組を再結成し加入。
引退していた安岡俊蔵(元三代目小車誠会本家幹部)が二代目誠会を結成し加入。
- 同月23日、六代目山口組から除籍されていた須ノ内祥吾が二代目東生会を率いて加入。
同じく除籍されていた竹森竜治が四代目澄田会を再結成し加入。
- 同年11月21日、六代目山口組・三代目熊本組組長・藤原健治が六代目山口組を脱退し加入。
- 同年12月1日、六代目山口組から除籍されていた太田守正が太田興業を再結成し四代目山健組に加入。
- 同月9日、六代目山口組・二代目古川組組長・古川恵一が六代目山口組を脱退し加入。
- 同月10日、引退していた大澤忠興(元芳菱会舎弟)が加入。関東山川総業を結成。
- 2016年1月8日、引退していた小嶋恵介(元中野組若頭)が二代目中野組を結成し加入。
- 同月16日、太田守正が直参昇格。
- 同年2月24日、六代目山口組・大同会舎弟・山本彰彦が大同会を脱退し二代目木村會を結成して加入。
- 同年4月15日、兵庫県公安委員会から指定暴力団に指定される。
- 同年7月8日、四代目誠友会から除籍されていた青木和重(元四代目誠友会若頭補佐)が五龍会を結成し加入。
- 同年12月2日、二代目健心会から除籍されていた伊藤寿邦(元二代目健心会特別相談役)が健心連合会を結成し加入。
- 2017年1月21日、会津小鉄会の分裂騒動に介入して主流派の金子利典を支持し、同会の多数派をまとめ上げる事に成功する。
- 同年4月30日、傘下団体の一部幹部が組の運営方針に異議を唱えて脱退し、「任俠団体山口組(現・絆會)」を結成。
- 同年6月20日、兵庫県稲美町中村にある組長・井上邦雄の別宅で、警戒中の兵庫県警捜査員が門や屋根など数カ所に弾痕を発見した。ケガ人はいなかった。
井上邦雄の別宅への発砲事件で、六代目山口組・四代目倉本組若頭補佐、二代目嵐興業組長・中山浩が銃刀法違反と建造物損壊の容疑で逮捕され、神戸地裁は中山浩ら3人にそれぞれ懲役7年(求刑8年)の実刑判決を言い渡した。
- 2018年4月9日、邦楽會会長の福原辰広(四代目山健組舎弟)と、修心會会長の藪内秀宝(俠友会若頭)が内部昇格で直参となる。
- 同年5月16日、井上邦雄が「山健組」の跡目を中田浩司に禅譲。
- 2019年11月27日、幹部の古川恵一が、尼崎市にて二代目竹中組関係者に自動小銃で射殺される。分裂以後、直参に死者が出たのは初となった。
- 同年12月13日、太田興業が解散。
- 2020年1月6日、二代目誠会が解散。
- 同月7日、六代目山口組との抗争激化を受け、兵庫、愛知、大阪、京都、岐阜、三重の6府県公安委員会が山口組と神戸山口組を「特定抗争指定暴力団」に指定。
- 同年5月7日、雄成会が解散。
- 同年7月22日、五代目山健組が脱退。
- 同月28日、池田組が脱退。
- 同年8月7日、正木組、二代目黒誠会が解散。
- 同月19日、二代目木村會が脱退。
- 同年9月3日、邦楽會が解散。
- 同月23日、神戸山口組に残留した旧五代目山健組組員らにより、独自に代目無しの山健組が設立される。なお、この山健組の組長の座は空席となっていた。
- 同年10月14日、四代目澄田会が解散。
- 同月15日、山健組組長代行・元満志郎(二代目安部組組長)と、山健組舎弟頭補佐・野崎秀夫(四代目伊藤会会長)が内部昇格で直参となる。
- 2021年3月31日、奥浦組が解散。
- 同年6月22日、徳心会会長の近藤大恵(俠友会舎弟頭)が内部昇格で直参となり、舎弟に就任。
- 同月29日、三代目熊本組が解散。
- 同年8月14日、四代目伊藤会(山健組傘下)が脱退。
- 2022年3月29日、五代目山健組を脱退していた竹本均(元五代目山健組舎弟)が百八竜会を率いて加入。
- 同年8月22日、俠友会、徳誠会が脱退。
- 同年9月9日、池田組と五分の親戚団体となった。
- 同月12日、神戸山口組が射殺した任侠山口組所属の楠本勇浩(織田絆誠のボディガード)の5回目の命日に、当時の本部長で五龍会会長・青木和重と若頭補佐で百八竜会会長・竹本均が、絆會と池田組幹部らと共に現場に焼香に訪れ、供養を行った。当時の副組長・入江禎は20万円の香典を包んだ。
- 同月20日、楠本勇浩の命日供養の弔問について報告を受けていない井上邦雄は、入江禎と対立。入江は呆れ果てその場を立ち去った。
- 同月21日、二代目宅見組が脱退。
- 同年10月5日、二代目宅見組組長・入江禎を除籍処分とした。
- 同年12月5日、納会において、俠友会会長・寺岡修の脱退後、空白となっていた若頭に、若頭代行を務めていた二代目中野組組長・小嶋恵介が就任した。
- 2023年、暴力団対策法により立入が禁止されていた総本部(神戸市中央区二宮町3-10-7)が、神戸市内の不動産会社に売却される。
- 同年2月14日、百八竜会が脱退。
- 同日、組織委員(元山健組組員)13人が若中に昇格。
- 同年3月3日、五龍会が脱退。
- 同年5月1日、二代目東生会が解散。
- 同年7月21日、兵庫県公安委員会は2023年1月に神戸市中央区の旧総本部が民間企業に売却された事を確認し、神戸山口組の「主たる事務所」を井上邦雄の別宅である兵庫県加古郡稲美町中村字池之跡1379-10に変更し官報で公示した。
これに伴い、兵庫県警は同日付で稲美町の関連施設の使用を制限する仮命令を発出したものの、これは公安委員会による暴対法の指定団体に必要な「主たる事務所」の指定のための便宜上の措置であり、実際に稲美町の関連施設が本部事務所として機能している事実はない。
神戸山口組組織図
組長
井上邦雄
執行部
若 頭 - 小嶋恵介(二代目中野組組長)
舎弟頭 - 近藤大恵(徳心会会長)
組織委員長 - 元満志郎(二代目安部組組長)
舎弟頭補佐 - 宮下和美(二代目西脇組組長)
若頭補佐 - 藤田恭道(二代目英組組長)- 服役中
舎弟
岡本久男(二代目松下組組長)
幹部
清崎達也(四代目大門会会長)
若中
玉城吉広(四代目古川組組長)
岡田 豊(二代目西脇組副組長・西虎会会長)
西野雅之(二代目健國会会長)
藤岡宏文(誓仁会会長)
小林 茂(三代目臥龍会会長)
與 則和(與組組長)
岩崎尚介(二代目道志会会長)
鈴木修司(一修會会長)
西岡義明(二代目晃心会会長)
小島慎也(小島会会長)- 勾留中
長田正雄(長田総業組長)
永田 仁(二代目邦将会会長)
富士田 真(二代目愛芳連合会長)
村田恵嗣(村正会会長)
山之内健三(誠竜会会長)
過去の組織図
友好団体
■ 浅野組
■ 池田組
- この項目は書きかけ項目です。
- 役職や名称等、人事の変更がされても、必ずしも最新の情報とは限りません。加筆、訂正にご協力ください。
※誹謗中傷や悪戯、荒らし行為、悪質な売名行為、他サイトの宣伝などは厳禁とします。
- 編集される際は「テキスト整形のルール(詳細版)」をご覧ください。
- 編集を依頼される場合、他のユーザーに編集協力を依頼する時は下記の【このページの編集依頼】または【加筆・編集依頼】から編集対象のページタイトル・編集内容をできるだけ詳しく記載の上、依頼してください。
運営宛に編集依頼する時は【メールで編集依頼】から依頼してください。
【このページの編集依頼】