池田組
池田組(いけだぐみ)は岡山県岡山市北区田町2-12-2に本部を置く特定抗争指定暴力団。
概要
警察庁「令和5年における組織犯罪の情勢」では、2023年末の時点で構成員60人(前年比-14.3%・-10人)、準構成員等90人(前年比-10.0%・-10人)とされる。
略歴
山口組時代
神戸山口組時代
- 2015年8月26日、池田孝志が四代目山健組組長・井上邦雄らと共に、六代目山口組を脱退。
- 同月27日、脱退した13組織で構成される新団体・神戸山口組の二次団体となる。
- 2016年3月27日、六代目山口組・旭導会・川合興業の事務所の窓ガラスに消火器が投げ込まれる。
翌年4月3日、川合興業の事務所に消火器を投げるよう配下の組員に指示したとして、組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律違反で二代目孝昇会幹部、塚田修が逮捕された。
- 2016年3月30日、旭川市の二代目孝昇会事務所付近に偵察に来ていた旭導会系組員2名を暴行し、二代目孝昇会組員6名が暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕された。
- 2016年6月28日、旭導会と池田組とで乱闘。旭導会組員が因縁を付け殴り掛かって来た為、池田組が応戦。乱闘が始まったら旭導会組員が逃亡 逃げ遅れた旭導会組員がコンビニのトイレに逃げ込み、立て籠りながら110番通報 池田組幹部の北條正一ら計6人が建造物侵入の疑いで逮捕された。
- 2016年5月31日、若頭・高木昇が岡山市南区のマンション駐車場で、三代目弘道会・三代目髙山組・山本興業組員に射殺される(4発発射されたうち3発が左脇腹などを貫通し、実行犯は6月5日に岡山南警察署に出頭し逮捕された(※)。
- 2020年5月30日、本部事務所前の路上で、若頭・前谷祐一郎が、大同会幹部・三代目神原組組長・岸本晃生に銃撃され別の組員も、逃走する岸本の車にはねられ鎖骨を折る重傷を負った。
前谷は腹部に銃弾1発を受けて重傷を負い、病院に搬送されたが命に別条はなかった。岸本晃生は現場から約2キロ離れた路上で、車内に銃を隠し持っていたとして現行犯逮捕され、のちに殺人未遂と銃刀法違反の罪で起訴された。
当日は三代目弘道会・三代目髙山組傘下組員・山本英之に射殺された池田組の元若頭・高木昇の法要が岡山市内であり、法要を終えて事務所へ戻ったところを岸本晃生が待ち伏せしていた(※)。
- 同年7月27日、池田孝志は神戸山口組を脱退する意向を伝え、除籍となる。
独立後
- 2020年7月28日、池田孝志、井上邦雄、入江禎が会談し、池田組は独立組織となる。
- これにより山口組から分派した暴力団が4つとなった。
同日、池田孝志は脱退挨拶書状を送付した。
- 同年9月10日、絆會との会合で正式に親戚関係を締結。
- 2021年11月11日、暴力団対策法に基づき岡山県公安委員会から「指定暴力団」に指定された。
- 2022年3月4日、午前4時頃に功龍會本部事務所の玄関付近にトラックが突入する事件が発生。事務所は無人だった為、ケガ人はいなかった。
特攻犯の六代目山口組・秋良連合会傘下組員が愛媛県警に出頭し、建造物損壊と建造物侵入の容疑で逮捕された。
- 同年4月、宮崎市田代町にある志龍会の本部事務所に六代目山口組・四代目石井一家・南連合会幹部・園田大成と、組員・永谷龍馬が侵入し、バットなどで事務所内を損壊。
建造物侵入、凶器準備集合などの容疑で逮捕された(※)。
- 同年5月3日、岡山市の池田組関連施設に軽ワゴン車がバックで突入し建物の壁面や窓ガラスなどを損壊、犯人は逃走した。
岡山中央署に六代目山口組・五代目山健組・二代目南進会組員・宮尾理之が出頭し、建造物損壊容疑で逮捕された(※)。
- 同年9月9日、池田孝志と二代目宅見組組長・入江禎の尽力もあり、池田組と神戸山口組は五分の親戚関係となる。
- 同月12日、織田絆誠に向け神戸山口組が放ったヒットマン・黒木龍己により射殺された織田のボディガード・楠本勇浩の5回目の命日に絆會最高幹部らの他、池田組から若頭・前谷祐一郎と若頭補佐・森安功、池田組と親戚関係となった神戸山口組から本部長で五龍会会長・青木和重と若頭補佐で百八竜会会長・竹本均が現場に焼香に訪れ、供養を行った。
- 同月20日、楠本勇浩の命日供養の弔問について報告を受けていなかった神戸山口組組長・井上邦雄は、入江禎に対して激昂、入江は呆れてその場を立ち去った。
- 同月21日午前1時20分頃、池田組の本部事務所東隣の駐車場に止められていた、池田組関係者の乗用車2台のボンネットにつるはしを打ち付け、数センチの穴を開け損壊される事件が発生。
事件の約10分後、岡山中央警察署に六代目山口組・五代目山健組傘下三代目宮鉄組組員・谷山裕介が出頭し、器物損壊容疑で逮捕された(※)。
- 同日、池田組との親戚関係樹立への最大の尽力者であった二代目宅見組組長・入江禎が神戸山口組を脱退した。
水面下での協議により、池田組と神戸山口組の親戚関係は維持された。
- 同月22日早朝、池田孝志の本宅とされ、親族が住んでいる岡山県内の住宅に車が突入。車庫のシャッターを損壊し犯人は逃走した。
- 同年10月26日午後1時10分頃、岡山市北区大元上町の理髪店で組長・池田孝志が散髪をしていたところ、六代目山口組・五代目山健組・三代目妹尾組若頭・吉永淳が押し入り、サバイバルナイフと動物撃退用スプレーで襲撃しようとしたもののボディーガードの池田組組員らに返り討ちにされ、顔面と後頭部に裂傷しその場で取り押さえられた
他の2人はその場から逃走。いずれも病院に搬送されたが命に別状はなく、池田孝志組長や店員は無事だった(※)。
- 同日、吉永淳は殺人未遂の疑いで岡山県警に逮捕された(※)。
- 同日、岡山市北区の組長・池田孝志が住むマンション駐車場で、駐車していた池田組関係者所有の乗用車に男が拳銃を5発発射し、現場から走って逃走する事件が発生。
発砲事件から約10分後、六代目山口組・五代目山健組・三代目妹尾組本部長・福岡一彦が、岡山中央警察署に拳銃1丁を持って出頭。銃刀法違反の容疑で逮捕された(※)。
- 同月28日、岡山県警が池田組本部事務所と同中央町にある池田組関連施設、三代目妹尾組と二代目南進会の事務所の4カ所に力団対策法に基づき、使用制限の仮命令を出した(※)。
- 同年12月1日、池田組と神戸山口組の親戚関係は解消された。
- 同月8日、山口組との抗争激化から、愛知、三重、兵庫、岡山の公安委員会が池田組と山口組を「特定抗争指定暴力団」に指定、官報に公示した。
- 2023年1月11日、理髪店での池田組組長襲撃事件で、ボディーガードの森田博行と山川京介、池敏昭の3人が、吉永淳を殴るなどして約1週間のケガを負わせたとして傷害容疑で逮捕された(※)が、2月1日に3人とも不起訴となった。
- 同年4月10日、顧問の村上平衛が、元山口組傘下組員・飯尾章二に包丁で切りつけられる事件が発生。
同日午前10時20分頃、飯尾章二は岡山南署に包丁を所持して出頭し、銃刀法違反の容疑で逮捕された(※)。
- 同年10月29日午前、志龍会・健成会会長・谷口健が宮崎市のマンションから出た直後、六代目山口組・四代目石井一家傘下組員にキャンプ用の刃渡り5センチのナタのような物で襲撃されそうになったが、抵抗して襲撃犯を暴行し馬乗りになって取り押さえた。
それを近くで見ていた目撃者が110番通報し近くの交番から駆け付けた警察官に現行犯逮捕された。
- 2022年12月8日、六代目山口組との抗争激化から、愛知、三重、兵庫、岡山の4県公安委員会が池田組と山口組を「特定抗争指定暴力団」に指定。
- 2024年1月14日、若頭・前谷祐一郎が愛媛県四国中央市妻鳥町にある「スターバックスコーヒーイオンタウン川之江」で、元功龍會若頭・石川雄一郎に拳銃数発を発砲して射殺し、そのまま逃走。
- 翌15日、愛媛県警は前谷祐一郎を殺人容疑で全国指名手配した(※)。
- 同年3月5日、午前6時20分ごろ、若頭・前谷祐一郎が潜伏先の岡山県倉敷市にある木造2階建ての一軒家に1人でいるところを、愛媛県警が突入し殺人容疑で逮捕された。室内からは拳銃1丁と4発の銃弾も押収された(※)。
- 2024年7月9日、2020年2月に池田孝志が絆會の不動産を担保に絆會会長・織田絆誠に約1億円の融資をした際、親族から融資したとする虚偽の登記をしたとして、池田孝志と織田絆誠が電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で大阪府警に逮捕された。
- 同月30日、池田孝志と織田絆誠は処分保留となり釈放。同年9月9日付で不起訴処分となった。
池田組組織図
組長
池田孝志
最高顧問
池 敏昭
執行部
若 頭 - 前谷祐一郎(功龍會会長)- 勾留中
若頭代行 - 吉田利成(志龍会会長)
本部長 - 岩渕匠生(二代目孝昇会会長)
統括委員長 - 黒田裕之
若頭補佐 - 山本英希(志龍会理事長・山龍組組長)
慶弔委員長 - 重松喜美高
渉外委員長 - 北條正一
顧問
村上平衛(村上組組長)
宮澤悦夫(宮澤興業組長)
相談役
根木安光(根木組組長)
舎弟
竹本眞一郎(眞生会会長)
松下一成(松下組組長)
伊藤 誠 (伊藤組組長)
髙橋誠土
幹部
事務局長 - 葛原千秋
河野尚臣
若中
手島 陽
富井大二郎
山下孝志
友好団体
絆會
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