藤屋万吉
藤屋万吉(ふじやの まんきち、別名・田中屋万吉、、本名・市村万吉)は幕末の侠客、博徒。小金井小次郎の親分。小金井一家祖。
略歴'
- 東京都府中市の人。
- 父は藤屋和十郎(小金井一家二代目とは異なる)。
- 当時関東一の市と言われた、「府中の高市」を仕切っていた。
溝口、川崎、横浜まで広大な縄張りを有した。
親から勘当された小金井小次郎の面倒を見た。小金井小次郎の親分(兄貴分とも)。
- 高萩万次郎の盃を受けていたとされる。
- 天保14年、相州曲がり松事件に連座して遠島、三宅島に流される。
- 三宅島流人帳に天保十五年四月、博奕之御科にて遠島、府中宿無宿、真言宗・万吉二十八歳(四十四歳か)とある。
- 13年後に帰国するが、当時の府中宿は小川の兄弟の標的にされており(小金井小次郎は遠島中)、代貸の常太郎(小常)が殺害され、万吉も元治元年正月に襲撃を受けて深出を負う。
- 半年後の元治元年6月28日歿。行年64歳。
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