渡辺啓一郎
渡辺啓一郎(わたなべ けいいちろう、1934年2月18日- )は日本のヤクザ。指定暴力団・六代目山口組元若中、九代目瀬戸一家元総裁。
略歴
- 瀬戸市の裕福な家庭に生まれ育つも、あまりの素行の悪さに業を煮やした親によって六代目瀬戸一家の筆頭若衆であった田中治六(のちの七代目)に預けられ、そのまま渡世入り。
- 1954年、地元の愚連隊との抗争で4年間服役。
服役中に田中治六が他界したことから、出所後は八代目・小林金治に引き取られ、“東海道の荒道場”と称されるほどの厳しい部屋住みのなかで修行を重ねた。
- 1958年、瀬戸の費場所を任された貸元となった。
- 1986年6月、八代目・小林金治の一周忌が過ぎ、渡辺啓一郎が瀬戸一家九代目を継承。
- 中京戦争後、運命共同会(名古屋市)と、稲葉地一家(名古屋市)、平野家一家(名古屋市)、導友会(名古屋市)、瀬戸一家が反山口組同盟として親睦団体「中京五社会」を結成。
- 1991年、運命共同会傘下・鉄心会の一部組員が弘道会への移籍を求め、運命共同会は鉄心会組員約60名を破門にした。
同年1月26日、鉄心会組員を破門にしたことから名古屋抗争が勃発。
同年2月12日、弘道会と運命共同会は和解。
その後、運命共同会は瓦解。また中京五社会も瓦解した。
同年3月、瀬戸一家・渡辺啓一郎総裁は、五代目山口組組長・渡辺芳則から盃をもらい、山口組直参となった。
- 2008年、跡目を清田健二に譲り引退。
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