桑田兼吉
桑田兼吉（くわた かねよし 1939年9月23日-2007年4月5日）は、指定暴力団・五代目山口組元若頭補佐。三代目山健組組長。
略歴
- 1982年9月、山健組若頭・渡辺芳則は、二代目健竜会会長に山健組若頭補佐であった桑田兼吉を抜擢。
- 1989年4月20日、山口組緊急幹部会が開かれ、山口組五代目の人選が議論され渡辺芳則の擁立が決まった。
同年4月27日、山口組直系組長会で、渡辺芳則の五代目山口組組長就任が決定。
同年、渡辺芳則は山健組を桑田兼吉に譲る。
- 1997年8月28日、宅見若頭射殺事件が発生。
同年12月26日、東京都港区六本木の路上で、車で走行中の桑田兼吉一行が検問を受け、後続車両の配下組員の車から拳銃が出てきたことから、組員は銃刀法違反の現行犯逮捕されると共に、桑田兼吉も拳銃の共同所持容疑で現行犯逮捕された。
- 1998年1月、桑田兼吉は共謀共同正犯の罪で起訴され懲役10年を求刑された。
- 2000年3月6日、東京地方裁判所で懲役7年の判決を受け即日控訴。
- 2001年10月16日、東京高等裁判所は共謀の成立を認定、控訴を棄却。桑田兼吉は最高裁判所に上告。
- 2003年5月1日、最高裁判所は上告棄却の決定。桑田兼吉の懲役7年の実刑が確定。
未決勾留日数を差し引くと、約5年3ヶ月の服役となる。このとき桑田兼吉は、長期勾留により持病の悪化などで、拘置の執行停止を受けて入院中であった。
同年7月、桑田兼吉は階段から足を踏み外し転倒、頭部と肩腰を強打し重傷を負う。このため収監が見合わされた。
- 2004年3月23日、東京拘置所に収監。
- 2005年、山健組の跡目を若頭で四代目健竜会会長・井上邦雄（桑田の養子）に譲り引退。
- 2007年3月15日、持病の急激な悪化を法務省が認め、刑の執行が停止され釈放、即日入院した。
- 同年4月5日、大阪市内の病院で死去。
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