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* 蛇頭 [#s6bbadd1] &size(16){''蛇頭''(シェトウ、じゃとう)は主に中国福建省を拠点とする密入国を斡旋するブローカー犯罪組織(福建[[黒社会]])、またはそのネットワークの総称。}; ** 概要 [#c12b983d] -英語圏ではスネークヘッド(Snakehead)と呼ばれている。 -1980年代初頭から中国人密入国の関与で知られ、現在は日本、アメリカ、ヨーロッパにも密入国のネットワークを構築している。 -一般的には組織犯罪と認識されがちであるが、その実態は、送り出し、輸送、出迎えなどに役割が分担され、各担当は繋がりも面識のない者同士がブローカーから請け負う事が大半となる。 組織としての体を為していないため、事件が発覚しても全容解明にいたらないことがほとんどである。 -日本の海上保安庁特殊部隊SSTが、蛇頭の密航船を摘発したことが確認されている。 -日本人蛇頭の現在の拠点はタイの首都・バンコクで、日本人を仕切る人物が存在する。 -中国側からの依頼を受け、運び屋を準備したり、利益を得る為に経費などを捻出したりする。 また、バンコク発日本経由やヨーロッパルートの提供、同行者の手配などを行う。 -最近の日本人蛇頭は、過去に日本、アメリカ、ヨーロッパ等で検挙されている。 ** 略歴 [#b4ab7d4c] *** 1990年代 [#d3e196c5] -1989年、六四天安門事件が起き、1990年から日本への集団密航が始まり、中国人による不法入国が問題になった。 -1993年の密航事件は9件で、ほぼ全てが福建省からの密航だった。 この頃の密航は中国漁船を密航専用の仕立船(仕立船密航)にするか、一般の貨物船に紛れ込んで密航していた。 1997年、香港返還が行われたが、蛇頭などの暗躍により日本への集団密航は73件に増加した。 この頃になると密航の手口は巧妙化し、仕立船の国籍を台湾などに変えたり、一般の貨物船を改造して隠し部屋を作ったり、沖合いで仕立船から乗り換えるための漁船を日本漁船から韓国漁船に変えたり、密航者に偽造船員手帳を持たせて堂々と上陸させたりした。 -海上保安庁は、中華人民共和国公安部に密航の協同取締りを申し入れ、2000年には密航が激減した。 -蛇頭はアメリカへの集団密航も行い、移民をボロ船に貨物のように積み込んで、福建省からドバイやフランクフルトを経てワシントンD.C.まで送り込んだ(ゴールデン・ベンチャー号事件)。 -一説によると蛇頭の密航ビジネスは32億ドルのビジネスに成長し、福建省への海外送金は41億ドルに及んだと言う。 *** 2000年代 [#v0ad55cd] -2000年、密航は19件だったが、2001年はコンテナ密航や少人数密航など、新しい手法で密航は41件にのぼった。 中国の大連港ではコンテナ密航を防ぐために、密航防止用のFTDシールでコンテナを封印するなど、イタチごっこが続いた。 -2002年10月、日本と中国の連携作戦が行われ、中国からの情報を元に千葉県片貝漁港沖で中国人密航者91名、日本側受入者3名、船員5名が逮捕された。 -2004年以降、日本への集団密航はほぼ無くなった。 -2005年頃のアメリカでは、蛇頭の密航ビジネスは200億ドル規模に成長したといわれる。 *** 2010年代 [#b72b90b1] -2015年頃、蛇頭はベトナムの暴力団と組み、ベトナム、カンボジア、ミャンマーなどから数万人の労働者を中国に密入国させ、広東省東莞市などの工場で働かせていると言う。 ---- -この項目は書きかけ項目です。 -役職や名称等、人事の変更がされても、必ずしも最新の情報とは限りません。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。 -編集される際は「[[テキスト整形のルール(詳細版)>FormattingRules]]」をご覧下さい。 -他のユーザーに編集協力を依頼する場合は、下記の【このページの編集依頼】または【[[加筆・編集依頼]]】から''編集対象のページタイトル・編集内容''をできるだけ詳しく記載の上、依頼して下さい。 -運営宛に編集依頼する場合は【[[メールで編集依頼]]】から依頼して下さい。 -&color(red){''※''};悪質な書き込み、誹謗中傷や悪戯、あらし行為、虚偽内容の依頼については情報開示手続きを取った上で厳正に対処いたします。 ---- 【他の利用者に編集協力を依頼する】 #comment ~
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* 蛇頭 [#s6bbadd1] &size(16){''蛇頭''(シェトウ、じゃとう)は主に中国福建省を拠点とする密入国を斡旋するブローカー犯罪組織(福建[[黒社会]])、またはそのネットワークの総称。}; ** 概要 [#c12b983d] -英語圏ではスネークヘッド(Snakehead)と呼ばれている。 -1980年代初頭から中国人密入国の関与で知られ、現在は日本、アメリカ、ヨーロッパにも密入国のネットワークを構築している。 -一般的には組織犯罪と認識されがちであるが、その実態は、送り出し、輸送、出迎えなどに役割が分担され、各担当は繋がりも面識のない者同士がブローカーから請け負う事が大半となる。 組織としての体を為していないため、事件が発覚しても全容解明にいたらないことがほとんどである。 -日本の海上保安庁特殊部隊SSTが、蛇頭の密航船を摘発したことが確認されている。 -日本人蛇頭の現在の拠点はタイの首都・バンコクで、日本人を仕切る人物が存在する。 -中国側からの依頼を受け、運び屋を準備したり、利益を得る為に経費などを捻出したりする。 また、バンコク発日本経由やヨーロッパルートの提供、同行者の手配などを行う。 -最近の日本人蛇頭は、過去に日本、アメリカ、ヨーロッパ等で検挙されている。 ** 略歴 [#b4ab7d4c] *** 1990年代 [#d3e196c5] -1989年、六四天安門事件が起き、1990年から日本への集団密航が始まり、中国人による不法入国が問題になった。 -1993年の密航事件は9件で、ほぼ全てが福建省からの密航だった。 この頃の密航は中国漁船を密航専用の仕立船(仕立船密航)にするか、一般の貨物船に紛れ込んで密航していた。 1997年、香港返還が行われたが、蛇頭などの暗躍により日本への集団密航は73件に増加した。 この頃になると密航の手口は巧妙化し、仕立船の国籍を台湾などに変えたり、一般の貨物船を改造して隠し部屋を作ったり、沖合いで仕立船から乗り換えるための漁船を日本漁船から韓国漁船に変えたり、密航者に偽造船員手帳を持たせて堂々と上陸させたりした。 -海上保安庁は、中華人民共和国公安部に密航の協同取締りを申し入れ、2000年には密航が激減した。 -蛇頭はアメリカへの集団密航も行い、移民をボロ船に貨物のように積み込んで、福建省からドバイやフランクフルトを経てワシントンD.C.まで送り込んだ(ゴールデン・ベンチャー号事件)。 -一説によると蛇頭の密航ビジネスは32億ドルのビジネスに成長し、福建省への海外送金は41億ドルに及んだと言う。 *** 2000年代 [#v0ad55cd] -2000年、密航は19件だったが、2001年はコンテナ密航や少人数密航など、新しい手法で密航は41件にのぼった。 中国の大連港ではコンテナ密航を防ぐために、密航防止用のFTDシールでコンテナを封印するなど、イタチごっこが続いた。 -2002年10月、日本と中国の連携作戦が行われ、中国からの情報を元に千葉県片貝漁港沖で中国人密航者91名、日本側受入者3名、船員5名が逮捕された。 -2004年以降、日本への集団密航はほぼ無くなった。 -2005年頃のアメリカでは、蛇頭の密航ビジネスは200億ドル規模に成長したといわれる。 *** 2010年代 [#b72b90b1] -2015年頃、蛇頭はベトナムの暴力団と組み、ベトナム、カンボジア、ミャンマーなどから数万人の労働者を中国に密入国させ、広東省東莞市などの工場で働かせていると言う。 ---- -この項目は書きかけ項目です。 -役職や名称等、人事の変更がされても、必ずしも最新の情報とは限りません。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。 -編集される際は「[[テキスト整形のルール(詳細版)>FormattingRules]]」をご覧下さい。 -他のユーザーに編集協力を依頼する場合は、下記の【このページの編集依頼】または【[[加筆・編集依頼]]】から''編集対象のページタイトル・編集内容''をできるだけ詳しく記載の上、依頼して下さい。 -運営宛に編集依頼する場合は【[[メールで編集依頼]]】から依頼して下さい。 -&color(red){''※''};悪質な書き込み、誹謗中傷や悪戯、あらし行為、虚偽内容の依頼については情報開示手続きを取った上で厳正に対処いたします。 ---- 【他の利用者に編集協力を依頼する】 #comment ~
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