矢坂組
二代目矢坂組(やさかぐみ)は福岡県北九州市に本拠を置いた暴力団で、元指定暴力団・五代目工藤會の二次団体。
略歴
- 1981年(昭和56年)2月4日、北九州小倉の堺町にあるクラブ「美松」を出た前で草野一家若頭・大東亜会?会長・佐古野繁樹と、工藤会理事長・矢坂組組長・矢坂顕が偶然鉢合せした。
口論の末、双方が拳銃を乱射、激しい銃撃戦となった。
佐古野繁樹は矢坂組組員に撃たれ倒れながらも、2メートル程度の至近距離から矢坂顕を銃撃。
二人とも全弾撃ち尽くし、その場で佐古野繁樹と矢坂顕の両名は出血多量で絶命した。
この「堺町事件」から、工藤会と草野一家の抗争は泥沼化し、当月だけで6件もの発砲事件が発生した。
- 2020年6月3日、工藤會の旧本部事務所の解体工事が2020年2月に完了し、福岡県公安委員会が二代目矢坂組の事務所を工藤會の新たな拠点として認定し官報で公示。暴力団対策法に基づく使用制限命令を発出した。
組長・山本和義は、事務所の売却の意向を示した。
同月、山本和義の親族経営の会社に売却の契約が成立。
- 2021年7月2日、福岡県警が、二代目矢坂組事務所の土地と建物が民間企業に売却されたことに伴い、所有権が移転したことを確認。
建物内も撤去が確認されたため、組員の出入りを禁止する「使用制限命令」を延長しないと発表。
- 2024年、山本和義が引退。
矢坂組系譜
初 代 - 矢坂 顕
二代目 - 山本和義
二代目矢坂組組織図
組 長 - 山本和義(五代目工藤會常任相談役)
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