薬師梅吉
薬師梅吉(やくしの うめきち、本名:石本梅吉)は幕末から明治の侠客、博徒。薬師一家初代。
略歴
- 文化9年3月6日、奈良県薬師村に生まれる
- 20歳の頃、大阪に出てお多福一家・木谷福蔵の子分となる。
- 天保3年、堂島の島仙一家の親分を殺し旅に出る。
- 武州・熊谷の権現喜三郎?の所に草鞋を脱ぎ世話になっていた時、島仙一家のシャグマの虎が、稲荷吉兵衛(現深谷市稲荷)の子分を助っ人に頼み梅吉の不意を襲い梅吉は左肩に重傷を負う。
偶然にも通りかかった国定忠治に助けられ、忠治の家に厄介になる。
- 梅吉は上州から3年振りに帰阪したが、親分お多福こと木谷福蔵は病死していた。親分福蔵の遺言に梅吉がお多福二代目を継ぐようにとあったが、梅吉は親分の死に水をとれなかったことを悔やんで、二代目を継がず、薬師一家を興す。
- 伏見稲荷山の出入りの時足を撃たれ跛になる。
- 明治26年9月16日歿。行年82歳。
- 跡目は伜の石本米吉が継ぐ。