運命共同会

1979年4月、愛知県に勢力を伸ばしていた三代目山口組・弘田組に対抗するため、愛豊同志会総裁・平井一家八代目総裁・河澄政照の呼びかけにより、愛豊同志会（豊橋市）、中京浅野会（名古屋市）、鉄心会（名古屋市）の3団体の連合組織運命共同会が結成された。
代表には河澄政照が就任した。
1980年、愛知県津島市の縄張り争いから、運命共同会・中京浅野会と瀬戸一家・侠神会が抗争を起こした。
1983年から1984年にかけて、瀬戸一家と中京戦争を起こした。
1983年7月26日、河澄政照が岩本組（元・瀬戸一家・侠神会・岩本組）組員により射殺された。
河澄政照の死後、運命共同会は愛豊同志会・三虎一家五代目総長・宮路開住雄を中心に結束を固めた。
1984年頃、愛豊同志会は政心同志会に改称し、会長に虎屋一家（寅屋一家）・藤川卓史（のち平井一家九代目総裁）が就任した。
中京戦争後、運命共同会、稲葉地一家（名古屋市）、平野家一家（名古屋市）、導友会（名古屋市）、瀬戸一家（瀬戸市）の5団体が反山口組同盟として親睦団体中京五社会を結成。
1991年、運命共同会傘下・鉄心会の一部組員が弘道会への移籍を求め、運命共同会は、移籍を求めた鉄心会組員約60名を破門にした。
同年1月、鉄心会一部組員を破門にしたことから名古屋抗争が勃発。
同年2月12日、弘道会と運命共同会は和解。
この抗争により運命共同会は実質的に崩壊した。
- 運命共同会会長・今村禎宏は今村組として稲川会に加入。
- 運命共同会・五代目中京浅野会会長・池呂清は引退。若頭・髙山清司の兄弟分だった太田雅巳が中京浅野会六代目を継承し、弘道会に加入後に浅野会に改称。
- 運命共同会・中京浅野会・後藤一男は三代目山健組に加入（後の五代目多三郎一家）。
- 運命共同会・中京浅野会・豊田邦治は美尾組に加入。
- 運命共同会・十代目平井一家総裁・岸上剛史は五代目山口組に加入。
- 引退していた九代目平井一家総裁・藤川卓樹は藤川組として稲川会に加入。
- 運命共同会理事長・鉄心会会長・高上鉄一は鉄心一家として稲川会に加入。
これにより中京五社会も瓦解した。

系譜

代　表 - 河澄政照（愛豊同志会総裁・八代目平井一家総裁）
会　長 - 今村禎宏（四代目中京浅野会会長）

運命共同会組織図

会　長 - 今村禎宏（四代目中京浅野会会長）
理事長 - 高上鉄一（鉄心会会長）

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