川口和秀

1989年、組員が起こした事件がきっかけとなり、共謀共同正犯で逮捕され、22年間の服役。
2010年、川口和秀の満期刑期出所2ヶ月前、東組は滝本博司が二代目を継承。
滝本博司は東組の二代目継承の際、「三代目は早期に川口和秀へ譲る」と、出席した組員に宣言した事から、川口和秀は東組の二代目継承を滝本博司に譲り、二代目東組副組長に就任した。

出所後には、映画や書籍なども手掛けた。
2015年3月に放送されたドキュメンタリー番組「ヤクザと憲法」では、100日間に及ぶ密着取材を「謝礼金は支払わない。収録テープ等を事前に見せない。顔へのモザイクは原則かけない」という条件の元、40分テープ500本分の映像が撮影された。

2022年2月28日、長期に渡る滝本博司の二代目体制への不満が組織内や他組織から届くようになり、東組執行部会で話し合いが持たれ、滝本博司は「無かったことにする」としたが、他組織へも情報が行き渡った経緯から何らかの処分が必要だと決議され、それを不満に思った川口和秀等が異議を唱え内部分裂が生じた。
当初は執行部で川口和秀並びに川口派閥に属していた若頭・田村順一を舎弟へ降格とすると決議されていた。尚、後に除籍になる土方基成は中立派であった。
川口和秀は初代東組本家体制、二代目清勇会は東組分家で有ることから、独立組織として存続する話であったが、清勇会初代会長・東勇の了承が得られなかった事により、清勇会は独立できず、二代目東組は、川口和秀を絶縁、二代目清勇会の家名を抹消とした。
また、若頭の三代目森田組組長・田村順一、若頭補佐兼組織委員長の司成会会長・土方基成、若中の二代目清勇会若頭・大野大介の3名も除籍とし、三代目森田組及び司成会も解散、傘下組織も解散と引退、一部は他の東組傘下組織へ移籍という形を取り内部分裂問題は終結した。
同年3月20日付の「御通知」として、川口和秀の個人名で自身の渡世引退と「二代目清勇会」の解散を明記し、関係各所に通達した。

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川口和秀

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